サイログ。

~雑多な記事置き場~

マイコミジャーナルの記事に名前が載りました

10月に名古屋で行われた「ニコニコ技術部東海勉強会(N2M)」の記事がマイコミジャーナルに掲載されています。
著者は「不在通知P」ことrenofumiさん。

http://journal.mycom.co.jp/articles/2008/11/07/nico_tech_nagoya/index.html

で、この記事にちょこっと僕の名前が載っています。以下引用。

前回の関西高槻ミーティングでは、Rubyコミュニティで活躍するサイロス誠氏がRuby言語を用いたライブコーディングセッションを披露してくれた。ライブコーディングといえばLight Weight Language界ではお馴染みのイベントではないだろうか。

ニコニコ技術部東海勉強会でそれに刺激を受けたメンバーが「ライブソルダリング(ハンダ付け)によるサーボ駆動工作」と「ライブによるFPGAのロジックコーディング」という、新しいジャンルのライブをそれぞれ15分の枠内で披露してくれた。FPGAはさすがにHDLを書く時間まではないので、 Quartus IIのSoC Builder によるモジュール選択とバス構築をしてコンパイルといったところまでだが、PLD設計を実際に眺めることができ興味を持って見ている人も多かった。

この記事を読んで嬉しく思いました。
実は、僕が高槻でライブコーディングしたのは、「動画サイト絡みならではの発表をして、提案したい」という考えがあったからです。

つまり、高槻の発表で一番の目的は、「Ruby+Miyakoの紹介」ではなく、「ライブで何か作って発表する」ことにあったわけです。

高槻勉強会のことを知ったとき、発表に参加もしてみたいと思いました(まだ動画上げてなかったのに。発表後にニコ技タグで動画を投稿)。
Rubyistとして時々発表とかしてますが、発表後は、「当日使ったプレゼン資料をここに置いておきますね」と形式になります。
でも、これだけじゃありきたり

せっかくの動画サイト絡みの発表だし、やれるなら、プレゼン資料=動画という形式があれば有意義じゃないかと自分で思っていました。
また、この発表が、他の人への刺激になればと思っていました。

名古屋での勉強会で、renofumiさんが、ニコ技でよく使われる「ケンカを売る(物騒な意味はなく、あるニコ技動画に刺激を受けた人が、対抗して更に凄い技術の動画を投稿すること)」ということに関する発表がありましたが、まさしく僕の発表が「ケンカ上等(ケンカを売るときとは逆に、刺激を受けて欲しいと願っていること)」な発表にしたかったわけです。

そこで出たアイデアは、「ライブコーディングで発表する」ということでした。
「ライブコーディング」は、所定の時間内に、発表者が決めた目的のプログラムを作成する
また、ライブコーディング自体のイベントも存在しています。僕も、大阪で行われた「第5回 LiveCoding」に飛び入り参加しました(ちなみに、提唱者は小飼弾さんです)。
http://livecoding.org/
会場では、様々な人のライブコーディングを目の当たりにして大変刺激を受けました。恐ろしいほど高速にキーを打ったり、発表の途中で不具合が起きてライブラリのデバッグを始めたり、タブレット持参で絵を描くところから始めたり・・・。
但し、実際は、単純にコードを書けば良いわけではなく、割り当てられた時間内にいかに目的のコードを作れるか、技術とノウハウをつぎ込んで発表していきます。同時に、見ている人を楽しませる必要がありますので、内容も、必然的に、楽しい内容となります。なんという技術の無駄遣い(笑)。

これなら、見ている人も楽しめるし、動画のログがないと大まかな雰囲気でさえも掴めない。
IT業界でも、LL(Light Weight Languageの略。つまり、Rubyのように、気軽に書ける言語)にどっぷり使っている人以外はあまり知られていないから、ネタになる。
これはニコ技向き! と思って発表に立候補しました。

会場では、Ruby+Miyakoではちゅねを表示→ゲームパッドで動かすという処理を実装しました。実装は成功、少なからず反響があり、嬉しく思いました。
これで、後は僕の目論見を察してケンカを売ってくれるか、という期待をしていました。

その期待に、akira_youさん(半田付けした人)とアルテラマスターPさん(FPGAの設計をした人)が見事に答えました。
発表内容を知ったとき、ディスプレイの前で「よっしゃ!」と小さくガッツポーズしました。
発表の後、心の中で、数倍大きく拍手していました。刺激になったかなと内心喜んでいました。

しかし、このことを直接akira_youさんやアルテラマスターPさんに伺って確認する機会を失っていましたので、正直どう思われているのか分かりませんでした。
ただ、この記事のおかげで、「やっぱりあのライブコーディングが刺激になったんや!」と感激しました。

ライブネタは、これで終わったのかとは思っていません。また次回の勉強会では、全く新しい形式での発表が有るのではないかと今もワクワクしています。
僕も、また新しい発表を考えたら、改めてケンカを売らせて頂きます(笑)。

最後に、お礼を。
僕の「ケンカ上等」な発表に、見事にケンカを売ってくれた(褒め言葉)、akira_youさん、アルテラマスターPさん、ありがとうございました。
renofumiさん、僕にとって非常に有意義なレポートを上げて頂いて感激です。ありがとうございました。

・・・あ、そういや名古屋でrenofumiさんにMiyako絡みでケンカ売られてたんだった、早くケンカ買わなきゃ。でも本職とコミケが・・・。