サイログ。

~雑多な記事置き場~

HSPとかなんとか

まつもとさんの日記を見ていると、たまにHSPについてよく書かれている記事を見かけます。

実は、僕もHSPをちょこっとだけさわったことがあった(バージョン2.6時代やったか)のですが、すでにCとかJavaとかRubyとか触っていた後だったためか、仕様に物足りなさを感じていたのを思い出しました。データの構造をコードに即座に反映できる言語の方がしっくり来るんでしょうね。

あと、確か、文字列とかが結構制限があったような記憶があります(最長何バイトとか)。

昔僕がはまっていた言語に、「構造化BASIC」というものがあります。マイクロソフトの「Quick BASIC」というタイトルにピンと来られる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

10年以上前、N88BASICに限界を感じていた頃、QuickBASICを購入し(PC-9801用のバージョン4.5でした)、試行錯誤していました(その後、補助用にMASM6.0を購入しました。今でも両方とも完動します)。今も、現在の僕がこうやってプログラマーの末席にチョコンと座ってられるのはQuickBASICのおかげだと思っています。

その頃から、QuickBASICで、ゲーム製作用のスクリプトプログラムを作ってたりしていました(無茶やるよなぁ(^^;)。

QuickBASICは、Typeキーワードで構造体みたいなもんが作れたんですね。おかげで、頭のデータ構造の整理がだいぶ楽になりました。Cとかへスンナリ移行できたのも、このTypeのおかげでしょうね。

その後はゲーム開発についてはトンとご無沙汰だったのですが、「Rubyでゲーム作られへんやろか」と思っていたら、「RPGツクールXP」が登場して、RGSSに大きな可能性を見いだし、最終的には「Miyako」の開発につながるわけですが・・・。

結局は、データ構造を頭の中でスラスラと記述できるかがポイントになると思います。コードを見て、自分の中で、データ構造を把握できるような言語が見つかると、作業が非常に効率的になります。修正するときも、データを追っかけやすくなるのもポイントです。

その言語が、HSPだったりするときもあれば、Javaであったり、C#であったり、Rubyだったりするわけです。要は人それぞれなんですね。そやから、プログラミングを学ぶ人は、ほかの言語を触るのは遅くなってもかまわないので、まず、自分自身にしっくり来るのか、試して欲しいなと考えています。やっぱり、自分で気楽にプログラミングできる言語が、一番ハッピーな開発ではないでしょうか。

あ、もちろん、これは趣味での話です。仕事では、課題図書付きの読書感想文みたいに、「絶対これ理解してね」というのがありますので。

ちなみに、この話をすると、昔、タイムインターメディアの藤原博文さん(たしか、こないだ数独の自動問題作成アプリケーションを発表してましたっけ)が、「プログラムを理解するのはデータの流れを理解することだ」という言葉を思い出したりします(^^;